ガイドの仕事をしていても、濡れた体に風が吹くと肌寒さを感じます。
日向はじりじり暑くても日陰はひんやり涼しくて、空は高くて雲は鱗。
夏の終わりになく蝉と鈴虫の声。
なんもかんもが夏の終わりと秋を知らせている感じがします。
夏が好きだからなのか寒いのが嫌いだからなのか、自分はこの季節がとっても苦手です。
何かから置いて行かれるような、何かに押し流されるような、不思議な気持ちになります。
でも今日朝練をしてて、はっとしたんです。
今、男子プロチームのTEIKEIさんが四国に遠征に来ています。
そして今朝は一緒にスラ練をさせてもらいました。
ただ漕いでる姿を見ただけなんですけど、一つの物に対して真っ直ぐなものを感じたんです。
きっとその一つは「世界一」なんだと思うんですが。
練習してる時はあまり深く考えてなかったけど、今朝のスラ練でタイムを強く意識している自分がいました。タイム差どこでついたのか、どこのロスを削れるのか。メンバーが変わったらボートの動きはどう変わって、どの動きが安定するのか。どう動かしたら早いのか、どう動かしたいのか。
判断基準はなんとなくその方がいいと思うからじゃなくて、それが早いと思うから。
自分の中で、良い悪いの判断基準がすごくはっきりしてた。
私は全部の種目で右の後ろに乗る。
良くも悪くも。
前に乗りたい種目もある。前の感覚を取り入れた方が後ろの仕事を理解しやすい気がしている。私が後ろに乗り続ける事で、チーム内で右後ろの仕事の精度を上げる機会を独占してる。
悪くいったらそんなところだ。
でも良く言ったら、ずっと後ろで漕ぐ事で感じるはずのポジション別のボートの動きや進みの違いをチームに還元できる。予測できる。
両方初めから分かってる事なんです。頭で分かっていても感情がどっちに乗ってるかがすごく大事なんですよね。
今朝、スイッチが切り替わった気がした。
変わるまで、悪い方に入ってる意識がなかったからはっとしたんだと思う。
終わる夏に焦がれるんじゃなくて、始まる秋を楽しむ。
仕事だから笑うんじゃなくて、仕事が楽しいから笑う。
寒いなら、熱くなる事を考えて、楽しくない事の中から楽しみを見つける。
そこそこ生きると、嫌なことを乗り越える方法は頭で答えは出てしまう。
でも感じるべきは心がどこにあるかなんでしょうね。
出した答えに「 心 」 が乗ってる事が本当に大事なんだって、何度となく思い知らされる。
出した答えに「 心 」 が乗ってる事が本当に大事なんだって、何度となく思い知らされる。
レースを初めて何回目の気づきだろう。
少しは成長できてるだろうか。
やる気スイッチは自分で入れる。
世界一
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